Future Earthの背景

 

Future Earthは、2012年3月ロンドンで行われたPlanet Under Pressureを発端に、同年6月リオデジャネイロで開催された「国連持続可能な開発会議」(Rio+20)で提唱され、準備期間を経て、2015年から10年の計画で活動を開始しました。

Future Earthが提唱された背景には、地球は、人類によりそのシステムが大きく変えられてしまった時代Anthropocene(人類世)を迎えており、人類は今、歴史的転換点に立っているとの認識があります。また、これまで過去1万年にわたり安定していた地球・人間システムは、最近の人類活動による気候変動、生物多様性の喪失、物質循環変化等により急激に変化し、いまやいくつかの要素については、すでに取り返しがつかなくなる可能性のある臨界点(tipping points)を超えているとの指摘があります。

こうした中、課題解決を志向した国際的で統合的な研究活動を求める気運が高まり、これまで地球環境研究を推進してきた4つの国際研究計画(IGBP, IHDP, DIVERSITAS, WCRP)と、その連携を図るシステムである「地球システム科学パートナーシップ」(ESSP)を再編・統合し、持続可能な地球社会の実現に資する研究を行うため、Future Earthという大規模な国際的研究の枠組みが生まれました。